看護師にはセミナーが広く実施されていて、さまざまな知識を付ける機会がある。自分の判断で休みの日を使ったり、有給休暇を取得したりして積極的にセミナーに参加する看護師も増えているが、あまり積極的ではない人も多い。職場によっては看護師のレベルアップを図るため、強制的に仕事に活きるセミナーに参加させる仕組みを整えていて、要請に応じて指定されたセミナーや選んだセミナーに参加しなければならない場合もある。

このような強制を受けてしまうと負担に感じてしまい、セミナー参加の義務がない職場を選ぶ人も少なくない。確かにルーチンワークをする上では職場で十分な教育研修を受ければ十分であり、あえてセミナーのために時間を割く必要はないともいえるだろう。強制参加を嫌う看護師の多くがこのような考えを持っているが、将来的なことを考えると必要なプロセスだと考えた方がいい。看護師としてさまざまな症例に出会ったとき、柔軟に看護を行える対応力を磨くためには欠かせない機会になるからである。

日常的に出会っている症例には誰もが対応できるが、あまり頻繁にはない症例への対応力がある看護師は少ない。そのときにセミナーで学んだ内容が役に立つ場合は多く、それを見越してセミナーの内容が選ばれる傾向が強くなっている。その認識が欠けているために、セミナーへの参加に意欲的ではない看護師が多いのが現状である。今後もずっと働いていきたいという看護師ほど、セミナーへの参加は積極的になる必要があるだろう。～http://seminar-skillup.com～